FAQ

よくある質問

当スクールは、主に不登校の状態にあるお子さまを対象としています。中でも、HSC(Highly Sensitive Child:とても繊細で敏感な感受性を持つ子)の特性、またはそれに類似した気質や特性を持つお子さまを主な対象としています。敏感さゆえに学校生活や集団の場で困難を感じ、不登校となったお子さまが、安心して自分らしく過ごし、本来の力を伸ばせる環境を提供します。

一般的なフリースクールは多様な子どもたちが集まる場所ですが、その中でさえ、集団の刺激や人間関係に疲れ、自分の居場所を見出せないお子さまが多くいます。当スクールは、そのようなひといちばい敏感な気質(HSCや類似の特性)をもつお子さまのための学びの場です。このような環境で、安心して活動し、自分らしくいられることを大切にします。

HSCは病気でも発達障害でもなく、生まれ持った気質であるため、公的な診断基準や診断書はありません。しかし、お子さまの敏感さや困り感がHSCの特性なのか、それとも類似した他の発達障害等による特性なのかを判断していただくため、当スクールからご紹介させていただく医療機関を受診し、医師より診断していただくことをおすすめしています。

まず、個別相談(対面での実施となります)にお越しいただき、お子さまの状況や当スクールの理念について詳しくお話しします。その後、当スクールの雰囲気や活動を体験していただくための体験期間を経て、保護者・お子さま・スクール側の三者で入学について最終確認を行い、手続きを進めます。

はい、個別相談後に、当スクールの環境や活動を体験できる期間を設けています。当スクールでの過ごし方やお子さまの様子を詳しくご覧いただき、入学を判断するための大切な機会となります。詳細については個別相談時にお伝えいたします。

最も大きな違いは、活動への取り組み方と時間構成です。授業形式は一斉授業をほとんど行わず、少人数で個に応じた指導を行います。学習時間は、1ブロック=60分の**「1〜3ブロック制」を採用。カリキュラムはありますが、子どもの主体性を尊重したプロジェクト型学習**を中心に学びを深めます。

はい、通学可能です。 多くの公立学校では、オルタナティブスクールやフリースクールへの通学を「出席扱い」として認めています。併用をご希望の場合は、在籍している公立学校と当スクールが連携し、円滑な通学ができるようサポートいたします。

通学頻度については、お子さまの心身の状態とご家庭の方針に応じて柔軟に設定できます。 毎日通う「全日制」のほか、週に数日、曜日固定で通うプランなど、様々な通い方が可能です。個別相談の際に、お子さまにとって最適な通学プランを一緒に検討させていただきます。

当スクールは、お子さまが無理なく安心して通えることを最優先に考えています。週数回からの利用も可能ですし、体調や気持ちに合わせてお休みすることも自由にできます。通学頻度については、ご相談の上で決定いたします。

(どのように1日を過ごしますか?) 固定された時間割はありませんが、「1ブロック=60分」とした以下の「1〜3ブロック制」で1日を構成します。朝の活動で掃除や環境づくり、午前は基礎学習、自分で学びたいこと、みんなで一緒に活動する時間。午後はマイプロジェクト学習やみんなでテーマ学習、ひとつ会議などがあります。

プロジェクト型学習 を中心に、アート・造形活動、自然体験、地域交流、そして各自の個別探究学習 が主な活動内容です。安心して過ごせる居場所としての自由遊び や 対話 の時間も大切に設けています。

毎朝の基礎学習の時間(国語、算数、音楽、ICTなど)と、マイプロジェクト学習やみんなでテーマ学習を通じた教科横断的な学びの二つの柱で提供しています。探究を進める中で、教科の知識や技能が実践的に定着していきます。

当スクールで最も重視する学びの一つを**「マイプロジェクト学習」と呼んでいます。これは、個々のお子さまの興味・関心に応じてテーマを決め、個別に進める探究学習です。自分で課題を設定し、探究する過程を通じて、自律性や問題解決能力**を育みます。

自然体験 や 地域交流 は、学びと成長に欠かせない重要な要素として積極的に取り入れています。子どもたちの興味やプロジェクトに応じて、畑活動や地域交流などを計画し、実体験を通じて社会や自然とのつながりを実感する機会を提供します。

絵画、造形、音楽、身体表現など、様々な表現活動を行います。技術の習得を目的とするのではなく、感じたことを自由に表現し、自己肯定感を育む ことを最も重視しています。

みんなでテーマ学習は、仲間と一緒に一つのテーマについて探究する活動です。共通の関心事や課題をテーマに、協力しながら活動を進めます。これにより、協調性やチームで目標を達成する力を育みます。

はい、必要に応じて活用します。ICTは、情報収集、表現、創造、そして個別学習 をサポートするための有効なツールです。使用時間や目的については、子どもたちの心身の健康や発達 に配慮し、適切に管理しています。

はい、五感への刺激を和らげる環境(照明、音、匂いへの配慮)と、少人数制、一人になれる静かなスペースを設けています。子どもたちが互いの敏感さを尊重し、自分のペースで過ごせる心理的な安全性も大切にしています。

はい、徹底した少人数制を採用しています。これにより、スタッフが一人ひとりの体調や心の状態を細かく把握でき、人間関係のストレスを軽減しながら、安心して活動に取り組める環境を整えています。

スタッフは、HSCや発達特性を持つお子さまの教育・支援経験が豊富な人材で構成されています。元公立学校での教員経験者もおり、専門性の高いチームがお子さまの成長を多角的にサポートします。

施設の安全性確認や、自然体験時の綿密な計画により物理的な安全を確保しています。また、スタッフ全員が子どもの感情やSOSサインを見逃さないよう配慮し、緊急時の連絡体制も構築しています。

費用については、通学頻度やお子さまの年齢によって異なります。詳細な内訳を記載した資料を個別相談の際にお渡ししますので、まずは個別相談にお越しいただき、お子さまに最適なプランと費用についてご説明させてください。

申し訳ございませんが、スクールバスの運行や送迎サービスはございません。 恐れ入りますが、登下校については保護者様による送迎をお願いしています。送迎が困難な場合は、個別にご相談ください。

アレルギーや偏食への配慮、および敏感なお子さまが慣れた食事を安心してとれるよう、お弁当をご持参いただいています。代替食の提供は行っておりませんので、必ずご準備をお願いいたします。

はい、当スクールの大きな強みとして、医療機関との連携体制を構築しています。スクールでの様子を連携医と共有し、アドバイスをいただくことで、教育と医療の両面からお子さまを継続的にサポートできる体制を整えています。

はい、不登校のお子さまも通うことができます。 当スクールは、既存の学校環境に馴染めない、あるいは心身の不調を抱えたお子さまが、安心して自分らしさを取り戻し、自己肯定感を育むためのオルタナティブな学びの場です。

オルタナティブスクール(Alternative School)は、既存の公教育とは異なる教育理念に基づき、独自のカリキュラムをもつ「もうひとつの選択肢」と呼ばれているスクールです。フリースクールが主に居場所の提供や復帰支援を目的とするのに対し、当スクールは明確なカリキュラムに基づく教育活動を展開しており、オルタナティブスクールの要素が強い施設です。